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    食欲の飽き(8)

 「素敵なお店ね。カフェテラスて感じ。今度来ましょうね」


「かずちゃん、この店よ。さ、入りましょう」


 和美は和泉の後に続いて入った。


「いらっしゃいませ!何名様でいらっしゃいますか?」


「二人です」


「当店は禁煙になっておりますが大丈夫ですか?」


 二人は窓際のテラス風の席へ案内された。ここから外の往来が良く見える。


 店員の勧める白ワインをグラスで頼んだ。つまみはチーズの盛り合わせ。


「あれ?五木さんよ!ほら」


 和美が嬉しそうに言う。


「あっ、本当ね。この店に入ってき来たわよ」


 店員の案内に五木と田中がついてくる。二人が手を振ると、気づいたらしく、


「ご一緒させていただいて良いですか?」


 二人は嬉しそうに、


「どうぞどうぞ!お座り下さい」


 早速、四人で乾杯をする。


 乾杯を五木が、


「再会を祝して!」


 と言うと、


「二度あることは三度あると言いますが、本当ですね」


 田中が笑いながら、和泉に確認するように言う。和泉は曖昧に笑って頷く。


 五木はそれとなく二人の顔を見比べる。和美はいつの間にか五木の隣に座っている。 

     

 和気あいあいでいるようでいて、どこか気の抜けない雰囲気である。


  二時間はあっという間に過ぎた。もう直ぐ九時になる。解散することになった。


 帰りは和美が高円寺、五木が国分寺で同じ中央線。五木が途中まで送ることになった。


 他の二人は和泉が経堂、田中が恵比寿と方向がバラバラで新宿で別れた。 


 次の日から、和美は和泉が近ずくと、忙しそうにして会話を避けるようにした。                          つづく

次回9回は12月8日朝10時に掲載します