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   食欲の飽き 2

 翌日の午前中。和泉はお礼の電話をしようとした。名刺には個人電話の記載があった。五木の状況がわからない。個人電話によるショートメールにした。


『突然のメール失礼致します。昨日の和泉と申します。封筒をお届けしただけですのにご馳走下さいまして恐縮致しております。ありがとうございました』


 直ぐに返信がきた。


『おかげ様で助かりました。ありがとうございました。先程木村様からもお電話をいただきました。本日のことよろしくお願い致します。五木』


 和泉と和美はいつものレストランで昼食。


「かずちゃん、昨日の人に電話したの?」


「あっ、そうそう話そうと思ってたの。さっきお礼の電話したらね、改めてお礼がしたいので昨日の居酒屋で待っていますですって」


「それでなんて返事したの?」


「とんでもありませんと言うと、あの封筒が無かったら大変な事になりました。お二人にお礼をさせて下さいと言うのよ。お断りしたけど、今日6時半にあの店で会うことになったの。和泉さん大丈夫?」


「大丈夫?て私の都合も聞かないで返事したの?」


「じゃ、だめなの?」


「そうじゃないけど、一言聞いて欲しいわね。お食事だけでも悪いと思っていたのに・・・・・」


「返事していけなかった?」


「私が行かないと言ったらどうしたの?」


「一人で行くわよ。折角のお誘いでしょ。断ったら悪いわ」


 和泉は沈黙した。


「ごめんなさい、私今日は予定があるの。かずちゃん一人で行ってね」


「そうなの?私、勝手に返事してごめんなさい。お断りするね」


「お約束したのでしょう。今更お断りしては悪いわよ。かずちゃん行ってらっしゃいよ」


「困ったな、どうしよう?」


「かずちゃん行ってらっしゃい。行けなくてごめんね」


「そーお、そこまで言われると一人で行って来るしかないわね」


 何だか嬉しそうな和美である。


「五木さんに昨日のお食事のお礼。よろしくお伝えしてね」


 和泉に今日の予定等なかった。少し複雑な気持ちになっていた。


                              つづく

次回第3回は10月27日午前10時です