うちのひろと

♪退屈な待ち時間などに3分小説をどうぞ
面白い!気分が明るくなります。読後感が爽やかです
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時代小説9話
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[護り屋異聞記] [片腕一刀流]
28.指南初稽古
その言葉をどんなに待っていたことか。嬉しかった。溢れた涙を拭きもせず、その顔を慎之介の胸にうずめた。小さな声で、
「私も好きです」
綾乃は言った後で、気が遠くなるようだった。身体の重心が崩れて行くようで、立っていられなかった。慎之介は、崩れゆく身体を支えるように、強く抱きしめたが、よろめいて二人は、土間上がり口に座り込んだ。その音を聞いて、小太郎が目を覚ました。
「母上!どこですか?おじちゃんは?」
「ここですよ!おじちゃんをお送りするところですよ」
「まだ帰っちゃだめだよ!」
「小太郎、今日はもう遅いから、また来るよ」
「おじちゃん!だったら泊まってよ。おいらと寝ようよ」
「そうだね、ありがとう。でも、明日が早いから、今度そうするよ」
慎之介は、言った後で大変なことを言ってしまったと思い、おもねるように綾乃を見た。
綾乃も思わず慎之介を見た。そして、うつむいた。思わぬ会話の展開にどきどきした。
小太郎が起き上がって来た。
「ずるいよ!おいらに黙って帰るなんて!」
「ごめん、ごめん。また、凧揚げしようね」
「いつ?おじちゃん、今度いつ来るの?」
「四日後になる」
「えっーどうして?明日はだめ?」
「小太郎、無理を言ってはいけませんよ」
「でも、どうして四日も待つの?どうして?」
「おじちゃんね、明日からちょっと遠い所へ行くんだよ。だから、帰ってくるのが四日後なんだ。四日後の夕方来るね」
「そうか、わかった。必ずだよ。おいら、待ってるからね」
帰りながら、慎之介の心はほのぼのと温かかった。自分を待ってくれてる人がいる。人間の幸せとは案外単純なものかも知れない。
夜明けにはまだ早い暁七ツ、慎之介は、道場奥の寝所を出て、水垢離をした。
稽古着に着替え、まだ月明かり差す薄暗い道場に入り、素振りを始めた。
千回で息が上がった。完全に鈍っている。しかし、休むことなくそのまま、関口流基本の形を連続して行った。
半刻ほどして高窓から薄日が射して来た。夜明けだ。
今日は十日。昨日、留守居役井上様に挨拶をすると、今日の朝稽古に藩士を集めると言う。江戸屋敷のみだから少なく、三十名程だと言う。朝稽古は常時二十名程参加している。今日は非番の者も含めての人数である。
江戸屋敷指南役は、半年ほど空席になっていた。
半年前、坂江藩指南役が病で急死を遂げた。急遽、その長子である江戸指南役滝口兵馬が、坂江藩に呼び戻された。
慎之介の関口流披露目の時。藩主の横で微動すらせず、慎之介の動きを注視していたのが、その指南役滝口兵馬。藩主に問われたとき、慎之介を絶賛した。
「おはようございます」
見ると五人の藩士が、それぞれ手桶と雑巾を持って、整列して挨拶をする。
「先生、これよりお清めの掃除を致します。どうぞ、控えの間へお願い致します」
慎之介はひとまず、控えの間へ入る。
ほどなくして、お茶が出された。
四半時して藩士が呼びに来た。
「先生、ご用意出来ました。お越し下さい」
道場に入ると、三十名程が整列正座して待っていた。案内されるまま上座に座ると、その案内役が、
「一同礼!」
と号令する。全員深々と両手をついてお辞儀をする。
「直れ!」
さっと全員が姿勢を正す。
案内役が、
「先生、お願い致します」
慎之介は立ち上がると、
「早水慎之介でござる。今日より、関口流をご教授致します。日頃の剣術に居合と組打ち、そして、耳慣れないと思いますが、拳法を加えたものです。いかなる場合にも、対応が出来る剣術です」
「関口流は、平時も戦時も関係ありません。武士としての、魂の昇華を学ぶものです。知力と活力を、高める剣術です」
その時立ち上がった者がいる。
「では、先生!五人で同時に立ち向かって来られても大丈夫ですか?」
見れば見覚えがある。先程のお清め当番である。
「簡単です。逃げるのです」
と慎之介はにやりと笑う。
「と言っても、皆さんは納得しないでしょう。それでは、これより試して見ましょう」
慎之介は全員を壁伝いに下がらせる。そして、道場中央に、木刀を片手に立つ。
「その五人出て来なさい」
最初から計画済みであったのであろう。木刀を手に五人が出て来た。
なるほどと慎之介は思った。その五人は自信に満ちた顔をしている。
「私は、ここに立つ。それぞれ好きな位置に構えなさい」
五人は慎之介をぐるりと囲んだ。
つづく
29.卑怯とは
五人は、慎之介の正面を避け、ほぼ等間隔に構えた。木刀とは言え、打ちどころに因っては死を招く。若いと見て制裁のつもりであった。しかし、慎之介の放つ無言の圧力に、身体が硬直した。真後ろの藩士ですら、恐怖に硬直した。
それでも、五人に気が満ちた時、慎之介は前に飛んだ。瞬間、前二人の木刀が床に叩きつけられた。いつ翻ったか、斜め後方と真後ろ二人の木刀も、上下に撥ね飛んだ。同時に五人目の藩士の斜め頭上に、慎之介の木刀が寸止めされていた。
この間一瞬のことであった。
道場内は凍りついた。息が詰まりそうだった。囲んだ五人には、何が起きたか理解出来ないようだ。じーんと手のしびれが心地良い。飛ばされた木刀を拾いもせず、突っ立ったままである。寸止めされた藩士でさえも、木刀を正眼に構えたまま動けずにいる。この間、慎之介は一言も発せず。
慎之介は、寸止めした木刀を片手下げにすると、
「さ、皆!元の位置に戻られい」
慎之介の言葉に、道場内が息を吹き返したようにざわめいた。五人は元の位置に着座した。
慎之介も着座した。そして、今起きたことが何事も無かったように、先程の囲まれたときの話を続けた。
「五人はもちろん、二人以上の対手には逃げることが一番です。それは卑怯ではない。卑怯は一人に二人以上で向かう対手の方である」
「しかし、やむを得ぬ時がある。ではどうするか?それが関口流です」
道場内の空気が一変していた。藩士は一言一句洩らすまいと、目を輝かせて聞いている。
ここで慎之介は、道場壁の序列札に目をやり、筆頭の名を呼ぶ。
「永井誠一郎殿!」
「はい!」
永井が立ち上がる。先程、案内役をした男である。
「永井殿、皆の素振りが見たい。五、六人ずつ見せてもらいたい」
「先生、江戸屋敷内は五班に分かれております。一斑は六,七名です。班ごとにご覧いただいたらいかがでしょうか?また、只今ご教授いただきました五人が、班長を担っております」
「わかりました。では、班ごとに順次見せて下さい」
永井は、班ごとに道場壁に沿って着座をさせる。
一班から班長の合図のもと、揃って素振りを始めた。
「止め!合図はいらない。各自自由に素振りをすること」
慎之介は言い放った。
半刻程で、各班、順次素振りを終えた。
慎之介は、全員を見渡し、柔らかに言う。
「今日から、早速、やってもらいたいことがあります。各自、素振りの速さを倍にすること。又、素振りの回数を、日頃の倍にすること。今日から、これを実行してもらいたい」
さらに続けた、
「各班長は、この二点、責任をもって指導されたい」
診療所は本所だけでなく、周辺の地域にも名が知れ始めた。開院を待つ患者が日ごとに増えていく。それでもお邦の母は、夫婦で今日も一番乗りである。
今日は三日目である。晋作は、慣れた手つきではあるが、ゆっくりそっと包帯を解く。包帯がかなり緩くなっている。するすると解けていく。
「あら!腫れが引いている!先生!腫れが引いています」
母親は、余程嬉しかったのだろう。涙声になっている。側にいた父親もうれし泣きをしている。母親は晋作を崇めるように見て、
「先生さま、ありがとうございました」
晋作は先生さまになった。
「お母さん、まだ直ったわけではありません。腫れが引いただけですよ。これからが大事です。痛みはありませんか?」
「いいえ、ありません」
「それは良かった。動かさなかった証拠です。これからも動かさないように気を付けて下さいね。それでは、これまでと同じように、当て木で固定しておきます」
「先生さま、おらはこれからどうすれば良いですか?」
「さまはいりません。お父さんはこれまでと同じように、お母さんの助けをしてあげて下さい」
「お母さん、今度は五日後に来て下さい。腕は動かさないようにして下さいね」
おたふくは、相変わらず混んでいた。源太と晋作を、目にしたお邦は大声で、
「いらっしゃい!ここに来て。ここに座って」
いつもながらに席を確保してある。狭い店だからその日によって座る席が違う。二人の注文も聞かずに調理場へ。直ぐ戻って来て、お銚子二本と牛蒡のきんぴらを二人の前に置く。
「今日はありがとう。おっかさん凄く喜んでた。おとっつあんがね、さすが違う。さすが違うと晋作さんのことべた褒めよ。今まで自分以外の人は、褒めたことないのよ。大雨でも降るかしら」
「これ、私の気持ち。冷酒よ!膳は急げというでしょう。燗してる時間ないの」
「おいおい!冷は望むところだが、善違いじゃないのか!」
晋作がやんわりたしなめると、
「わかっているわよ!つべこべ言わないの!」
お邦が晋作に酌をする。
「あーあ、俺は飯食いに来たんだぜ、戯言を聞きに来たんじゃないや」
源太の投げやりの言葉に、
「はい!せんせ!妬かないの」
お邦は源太に酌をする。
「お待たせ!」
源太は素早くお猪口を置いて、湯呑を差し出す。
「あーら、妬け酒かしら、ごめんなさいね」
つづく
30.恋しさの三日目
空高く、風少しあり、凧揚げには絶好の日和。いくつかの凧が、浮かぶように揚がっている。
小太郎は何度も凧を引いて走るが、どうしても凧は高く揚がってくれない。走りを弱めるとへなへなと下降を始める。小太郎は座り込んでしまった。でも諦めたわけではない。
走っている間は、高くはないが凧は揚がっている。どうして、もっと高く揚がらないのだろう。一生懸命考えるが、どうしてもわからない。
慎之介と一緒の時は、凧に引っ張られて手が痛かった。凧糸が足りない程高く揚がった。凧は簡単に高く揚がった。
くやしい。明日は慎之介が来る。高く揚がったところを見せたい。立ち上がると、小太郎は又走った。それから、何回か試みたが駄目だった。
「ただいま!」
「お帰りなさい」
綾乃は縫物をしながら微笑んだ。
「母上!明日はおじちゃん来る日だよね」
「そうですよ、凧揚げするのでしょう」
「おじちゃんと一緒の時は、高く揚がったのにうまくいかないんだ」
「あら!どうしてかしらね」
「二人でないと駄目みたい」
綾乃は手を休めて、小太郎を見る。
「おじちゃんが凧を持って、一緒に走ってくれなきゃ駄目なんだ」
「そう?一人じゃ出来ないものなのね」
「高く揚げようと思ったらね。そうじゃなかったら簡単だよ!」
「あら、そうなの?難しいのね」
綾乃は慎之介のことで頭がいっぱいになった。縫物を置くと、遠くを見つめるように天井を見た。
「母上!お腹空いた!」
「おむすび作って置いたわよ!」
綾乃は立ち上がると、小皿に二つのおむすびを持って来た。たくあんが添えられている。
「あっ、おこげのおむすびだ!」
「そうですよ、お昼の残りですからね」
子供のお腹の空くのは早い。小太郎はもう二つ目のおむすびを食べている。
「よく噛んで食べなさい!」
返事は無い。夢中で食べている。
綾乃は、又、慎之介のことを考えていた。顔を胸にうずめたあの晩のことを思い出し、胸が熱くなった。ぽーっとしていると、
「母上!もうありませんか?」
「あっ、はい!ごめんなさいね。夕ご飯早くしましょうね」
「何が良いかしらね?」
綾乃の頭の中は、明日の夕ご飯のことを考えていた。
「母上!おいら何でも良いよ」
綾乃はうわの空であった。縫物をしていたことさえ忘れている。何を作ったら喜んでいただけるかしら。
「母上!何でも良いですよ!」
小太郎は、なぜか反応の薄い母親に、もう一度言った。綾乃は、はっと気づいたように、
「はい!お豆腐にしようかしらね」
今晩のことが先だった。綾乃は母親に戻った。
坂江藩江戸屋敷道場二日目は、非番を除き藩士二十一名。活気に満ちていた。
慎之介は、上座の指南役席に殆ど座らず、今日は藩士を自由に組ませ自由練習とし、その間を縫って回るように一人ずつ指導して行った。
まだ二日目というのに、坂江藩だけでなく、他藩にも知れ渡っていた。
当時、指南役の指導は個別に行うことは殆どなかった。高弟に任せた。その高弟も対戦による指導が殆どであった。
慎之介の指導は具体的に教えた。振りが遅い、肘だけでなく肩も十分に使えとか。鍔がある、右袈裟に切れ等と竹刀を使っての練習にもかかわらず、具体的な指導であった。
藩士は指南役が、いつ自分の所へ来るかも知れず、緊張と活気に満ちた。江戸屋敷道場では、ここ数年来なかったことである。
道場の朝は早いが、午後は昼八ツで終了とした。
慎之介は、水を浴びると自室(寝所)へ入った。入るのを見ていたかのように、襖の向こうで呼びかける。
「先生、お茶が入りました」
藩士の一人がお茶を持って来た。
「先生、お疲れ様でございました」
「ありがとう。丁度喉が渇いていたところだ、貴殿の名前は?」
「はい、三班の柿崎一之介と申します」
「今日は夕七ツまで控えておりますので、ご用がございましたら、手を叩き下さい。尚、ご夕食は屋敷から夕七ツ半に届きます。又、明日から朝昼食供届くことになっております」
「それはありがたい。どなたのご指示かな?」
「はい、留守居役井上様のご指示でございます」
その時、
「失礼いたします」
序列筆頭の永井が入って来た。
「お疲れ様でございました。本日も御指南ありがとうございました。ところで突然ですが、先生の歓迎会を開くことになっております。ご都合の日はございますか?」
「恐縮ですね。しかし、決まっているのならお言葉に甘えます。では、今度参りますのが十九日ですので二十日はいかがですか?」
「かしこまりました。よろしくお願い致します」
永井と柿崎は挨拶をして出て行った。
時は過ぎ、届けられた夕食も済み、がらんとした六畳間に一人。物音一つしない。なんだか物悲しくなってきた。先程までの道場の喧騒が嘘のようである。
慎之介はすることもなく胡坐に座り、目を瞑った。瞑ると綾乃の憂いに満ちた優しい顔が浮かぶ。せつない想いが胸を締めつけた。
剣客としては強靭な心をもっていたつもりだったが、想う心の修業は未熟だった。
明日は会えると言い聞かせ、その心を抑えるしかなかった。
つづく
次回31回は9月5日月曜日です。
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