うちのひろと

♪退屈な待ち時間などに3分小説をどうぞ
面白い!気分が明るくなります。読後感が爽やかです
3分41話.5回8話.10回6話.15回7話.23回1話
時代小説9話
[がまの油売り][ひきょうもの][やぶ医者俊介]
[どんぶりめし][人に華あり][おつる][ちんこきり]
[護り屋異聞記] [片腕一刀流]
25.綾乃の夢
綾乃は枕屏風を二つ折りに外すと、手際良く小太郎の床を敷いた。眠りたくなかったのだろう。座りこんだまま、眠ってしまっている。慎之介がそっと抱えると、ぱっと目を開けて、
「おじちゃん、凧は?」
寝ぼけ眼で言う。
「ここにあるよ」
小太郎は、安心したように、又眠ってしまった。
凧が欲しかったのだろう。子供ながらに母のことを考え、言い出せなかったのである。
慎之介は小太郎を抱きかかえ、そっと床へ寝せた。
狭い四畳半の部屋を凧を持って、嬉しそうに飛び回っていた小太郎が、不憫でならない。穏やかな顔をして、すやすやと眠っている小太郎を見て、慎之介はせつなくなった。幸せにしてあげたい。心からそう思った。
綾乃は小太郎に、そっと布団をかけた。
慎之介は、綾乃に何か言いかけて止めた。
「慎之介様、ありがとうございました。今、お茶をご用意致します」
流しへ向かう綾乃の後姿を見て、胸が締めつけられるようであった。慎之介は部屋の中央へ座を移した。
「どうぞ、お茶が入りました」
「ありがとう。綾乃さんも一緒に飲みましょう。少しお話ししたいことがあります」
「はい、では、用意して参ります」
綾乃は自分のお茶を用意しながら、何を話されるのかと不安が過ぎった。先日、士官はされないとの話は伺ったが、何か正式な変化があったに違いない。
改めて、仕官が決まったのかも知れない。仕官となれば正式にその藩に迎えられる。江戸を離れると言うお話だろうか。
それは嫌です。綾乃は涙が込み上げてきた。
「綾乃さん、どうかしましたか?」
「いいえ、今。行きます」
綾乃は、急いで袂で涙を拭き、慎之介の前に座った。覚悟はしていた。いずれはそんな日が来る。思いたくないが。悲しい予感がしていた。顔を上げることが出来なかった。
「綾乃さん、私は小太郎が可愛くてならない。これからも、このように夕ご飯を一緒に食べたいと思います。厚かましいお願いですが、時々はご一緒させていただけませんか?」
綾乃は嬉しくなった。慎之介様が、来られなくなる話をされると思っていた。それは違った。おかげで苦しかった胸のつかえが、すーっと下りたようだった。
でも、お出でになる理由が、なぜ、小太郎なの?私のことは少しも無いのかしら?ちょっぴり恨みがましい気持ちになった。しかし、口から出た言葉は、
「是非、お出で下さい。ささやかなお食事しかご用意できませんが、小太郎がどんなにか喜ぶことでしょう」
慎之介は、顔をぱっと明るくして、
「ありがとうございます。では、遠慮なくそうさせていただきます」
慎之介は、懐から懐紙に包んだ金子を綾乃の前に出した。この金子は、坂江藩よりお礼として出された十両である。今日はそのつもりで、初めから用意して来たのである。
「失礼ながら、些少ですが、これは私の食事分です。もちろん、当座の分です」
「いえ、それは困ります。戴く訳には参りません」
綾乃はその金子に両手を添えて押し戻そうとする。
「それでは、夕食を戴くことが出来ません。どうかお納め下さい」
慎之介は、金子を押し戻そうとする。自然と綾乃の手を両手で押さえることになった。
二人ははっとなった。慎之介はそのまま綾乃の手を包み込むようにしっかり重ねた。
綾乃はじっとしていた。その胸は熱く燃えるようであった。慎之介も同じだった。綾乃を見つめたが、綾乃は下を向いたままであった。
どれほどの時間がたったのか、二人はそのままだった。
我に返った慎之介は、
「失礼を致しました。申しわけありませんが、どうぞ、お納め下さい」
改めて差し出す。
ここまで言われると綾乃も、
「では、お預かりいたします。お心遣いありがとうございます」
「おいしい夕ご飯、ご馳走様でした。今日はこれで失礼致します。
綾乃は、まだ帰って欲しくなかった。二人だけで、色々話がしたかった。いや、話などしなくても良い。側にいて欲しかった。まだ、良いではありませんかと、言いたかったが、どうしても言えなかった。せめて、下を向いて嫌ですを表すしかなかった。
慎之介は容赦なく立ち上がった。綾乃はわざと座ったままでいた。
慎之介は、止めて欲しかった。綾乃は黙って下を向いたままである。何とか言って欲しかった。
堪りかねて慎之介が口を開いた。
「綾乃さん、帰ります」
綾乃は悲しかった。立ち上がり、
「お送りいたします」
入口まで出ると慎之介が、
「綾乃さん、ここで良いですよ。外は物騒ですから」
行灯の灯りは入口には殆ど届かない。慎之介は綾乃を抱き寄せた。口を吸った。綾乃は嬉しかった。もう一度抱いて欲しいと、綾乃は何度思ったことか、綾乃は慎之介に身体を委ね、じっとしていた。慎之介はいつまでも口を合わせていた。二人は互いの身体をどうしていいかわからなかった。心はもう溶けていた。
綾乃は、いつまでもいつまでも抱いていて欲しかった。
慎之介は綾乃をそっと離すと、
「綾乃さん、明後日また来ます」
慎之介は後ろ手で戸を閉めて、帰って行った。
綾乃は涙が込み上げてきた。せつなかった。涙が止まらなかった。
つづく
26.慎之介始動す
明け六ツ半、いつものように、晋作は急ぎ足で診療所へ向かった。珍しく、手には風呂敷包みを下げている。
診療所に着くと、七人の列が出来ていた。晋作に気付くと皆口々に、挨拶をする。
「おはようございます。先生。昨日はありがとうございました」
先頭は、お邦の父親である。傍に左腕を庇うようにして、その女房が頭を下げる。
「これは、昨日お話しいたしました、お邦の母親でございます」
母親は丁寧に頭を下げながら、
「いつも、お邦がお世話になっております」
「難儀でしたね、ちょっと待って下さいね」
母親に優しく声をかけて、晋作は中へ入って行った。
そして、直ぐに出てきて、中へ招き入れる。
「そこへお座りなさい」
源太は隣で、何やら薬の調合をしている。
「先生、昨日はありがとうございました」
二人は、源太にも丁寧に挨拶をする。
「いやいや、私は何もしていない。それより、早く、晋作先生に見てもらって下さい」
晋作は、母親の庇うようにしている左手を、そっと捲り上げる。腕全体が腫れている。特に前腕が腫れあがっている。手首から上へそっと擦るように押していく。
「痛いところがあったら,言って下さい。それから、転んだのはいつですか?」
「先生、そこ痛いです。転んだのは七日前です」
晋作は、その周辺を確かめるように、そっと押していく。その都度、母親は痛そうに顔をしかめる。
「ひびが入っているようですね。骨折と同じですから、動かさないようにすることです。腫れはそれが原因です。治療していないのだから、腫れが引かないのは当然です。しばらく張り薬をしましょう。それと動かないように、添え木をしておきます。張り薬は、腫れが引くまで毎日取り替えます。四、五日毎日来て下さい」
晋作は、昨夜お邦の母親の話を聞いた時、骨折を疑っていた。今朝は早起きし、豆腐を買い、それに摺り卸した生姜を混ぜ、小麦粉で耳たぶの硬さにした、その張り薬を持参した。
早速、それを厚めに塗り、上から包帯をする。さらに添え木を当てて固定し、首から吊るした。
「先生!嘘みたいに痛みが楽になりました。ありがとうございます」
「腫れが引くと、もっと楽になりますよ。それから、親父さん、一ヵ月程左手は動かせませんから、助けてあげて下さいね」
「わかりました。何でもするつもりです」
「お母さん、遠慮しないで何でもして貰って下さいね」
「では、今日はこれで良いですよ。明日また来て下さい」
「先生、ありがとうございました」
二人は声を合わせて礼を言う。親父は安堵したのか、気が抜けたような顔をしている。
「先生、おいくらでしょうか」
お邦の母親が聞く。
「十六文です」
「えっ、先生!ちゃんととって下さい」
親父が口を出す。
「だから、十六文です」
親父は博打までして、お金を工面しようとした己の浅はかさを悔やんだ。
「すみません、ありがとうございます」
申の刻少し前、慎之介は、坂江藩江戸屋敷を訪ねた。直ぐに奥座敷へ通された。留守居役井上忠正は待ちかねていた。
「遅くなり、失礼致しました」
「いやいや、忙しい中ご足労おかけ致した。さ、もっと近こう寄られい」
そこへ、茶菓が運ばれてきた。
「さ、どうぞ、遠くまでお出でいただいたから、喉が乾いたであろう」
慎之介は、お茶をゆっくり飲み始めた。留守居役井上はおもむろに、
「早速だが、指南のこと、いつからお出でいただけるかな?」
「そのことで、ご相談があります」
「ほう、相談とは?」
「剣の修練は日を開けず続けた方が、良いと思います。そこで、一、十、二十の日から三日間、もしくは四日間と続けてはいかがでしょうか?」
「それは、妙案だ。藩士にはそれぞれに職務があり、三日づつ続けては交代で職務に戻る。これは、こちらとしても願ったりだ。それでお願いできないだろうか?」
「わかりました。それでは、今日は七日ですので、十日から参ります」
「うむ、よろしく頼む。それから、着替えその他、色々準備もあるだろうから、部屋を用意させていただいた。泊まりを含めて自由にお使いいただきたい」
「それは、ありがたいお心遣いありがとうございます。本所からは一刻の距離です。助かります」
「俸給は月五両とさせていただくが、よろしいか?」
「ありがたく、お受けさせていただきます」
慎之介は両手をつき、頭を下げる。その上で
「井上様、もう一つご相談がございます」
「何かな?話されるが良い」
「他の日のことですが、但馬屋を続けても、よろしいでしょうか?」
「藩士として、迎えるわけではないので、それは自由にされるが良い」
「ありがとうございます」
話はとんとん拍子についた。
次の日、但馬屋伝兵衛は手放しで喜んだ。
「それはありがたいお話です。ありがとうございます。これからも、どうぞよろしくお願い致します」
慎之介は、いつもの帳場に座った。
この日は、いつもより客の数が多い。それは売り上げが物語っている。最近は番頭も感じている。売り上げが違うのである。慎之介は、ただ座っているだけである。
もうじき申の刻である。慎之介は見た目は落ち着いて見えるが、内心はそわそわと落ち着かない。
それもそのはず、今日は、綾乃との約束の日だ。小太郎も待っている。立ち上がると、
「番頭さん、今日はこれで失礼致す」
「ありがとうございました」
番頭は深々と挨拶をする。
慎之介は、但馬屋を出ると直ぐ急ぎ足になった。
本所へ向かったその顔は、いかにも嬉しそうだ。心に正直な侍である。
つづく
27.凧揚げ
小太郎は、朝から凧を持っては、何度となく長屋を出たり入ったりしている。またも、中を覗き込むようにして、
「おじちゃん、まだ?」
「まだですよ。お仕事があるのですから、夕方ですよ」
「夕方って、おじちゃん言った?」
「いいえ、言いませんよ」
「だったら、もう来るかもね。おいらここで待ってる」
「はいはい、好きにしなさい」
と言いながら綾乃も、まだお出でにならないのかしら、仕事を終えてからとは聞いていませんでした。何かあったのかしら?もう、とっくにお昼はすぎたわ。やっぱり、仕事を終えてからお出でになるんだわ。但馬屋の縫物をしながら、言い聞かせた。
そうだわ、お酒を買って来ようかしら、変かしら。
「小太郎、ちょっと買い物に行って来ます。お留守番お願いね」
「母上、おいら行って来るよ。何を買って来ます?」
「いいえ、大丈夫よ。慎之介様がお出でになったら、直ぐに帰って来ますというのですよ」
綾乃は,慎之介様がお出でになるのは、夕方とは思っているのだが、もしやと思い、落ち着かないのである。
朝から、狭い四畳半を何度も掃除した。食事の下ごしらえも終えている。縫物は少しも進まない。しかし、歩きながら何だか幸せだった。
酒は初めての買い物だった。酒屋の言うままに、五合徳利入りで買った。次回からは、その徳利を利用して、一合から量り売りで買えるそうである。
奥方様と言われて嬉しくなった。涼しい所へ置いておくと良いと教えられた。ずしりと重かった。両手で抱えて歩いている。
慎之介様は、喜んでいただけるかしら。他に用意するものは無いかしら。考えることが楽しかった。帰り着くと、小太郎が入口の前に立っていた。
「母上、まだですよ。おじちゃん遅いね」
「そうね、もうじきお出でになりますよ」
「母上、暗くなると凧揚げが出来なくなるのですよ。だから、早く来て欲しいな」
小太郎は凧を背にして、長屋の前を行ったり来たり走る。凧は頭の上一間程に揚がり、小太郎について回る。おいらの凧だ。おいらのものだ。嬉しくて堪らない。
この長屋には、子供は小太郎だけである。子供のいない長屋は静かである。お寺近くの長屋には、友達がたくさんいる。本当は、お寺近くの友達に見せに行きたいが、慎之介がいつ来るかわからないので、遠くへ行きたくないのである。
小太郎は走り疲れて、はあはあと肩で息をしながら、もしやと後ろを振り返る。
「あっ、おじちゃんだ!母上!おじちゃんが来たよ!」
綾乃は、急ぎ入口へ出た。
もう、嬉しくて顔に出ている。
「おじちゃーん!」
大声を出しながら小太郎は、慎之介に走り寄って行った。凧糸を手にしっかり持って。
僅かの距離でも凧は一間程上に揚がった。
「小太郎。うまいじゃないか!」
小太郎は、くるりと後ろむきになり、凧を引き寄せて、
「おいら待ってたんだよ。約束したじゃないか」
「ごめんごめん!遅くなったね。これから行くか!」
「本当!行こう行こう!」
「じゃ、母上に挨拶して来る」
見ると、綾乃が長屋の入口で立って、こちらを見ているではないか。慎之介は思わず胸が熱くなった。歩み寄ると、
「こんにちは、また来ました」
「こんにちは、お待ちしてました」
照れたような慎之介に、綾乃は微笑みながら言う。
「これから、凧揚げに行って来ます」
「母上、行って来ます」
小太郎が付け加えるように言う。
「おじちゃん!早く行こう!」
小太郎は慎之介の手を引っ張る。
「では、行って来ます」
綾乃は、一人入口へ残された。
隅田川のほとりは、良い塩梅の風が吹いていた。遠くで凧揚げを、楽しんでいる人達がいる。
「小太郎、おじちゃんが凧を持っているから走れ」
手を放した瞬間、凧は急角度を持って空へ揚がって行った。
「よーし!止まれ!」
凧は風に乗って、どんどん上へ上へと揚がって行く。
「小太郎、凄いじゃないか!」
「おじちゃん!もう凧糸が無いよ!」
「よーし、そこまでだ。そのままで、引いたり緩めたりしてごらん」
「おじぎするよ!凧がおじぎする!」
「どうだ!面白いだろう。今日はここまでだ。満足したか?」
「うん!満足した」
つられて、大人びて言う。
「よし!それじゃ、ゆっくり少しずつ巻き取りなさい」
巻き取り終えた小太郎は、興奮冷めやらずで、帰りながら慎之介に、わめくように大声で凧のおじぎの話をする。
「ただいま!」
小太郎は大きな声で、入口の戸を開けながら言う。開けた途端、おいしそうな煮物の醤油の匂いがする。
「母上、お腹空いた!」
「すぐご飯ですよ。手と足を洗ってらっしゃい」
「慎之介様、どうぞお上がり下さい」
「いや、私も手と足を洗って来ます」
「あら、こちらも、お子様でしたか?」
と珍しく、綾乃が軽口を利く。
「はい!母上」
と慎之介が迎え討つ。
「はい、それでは手拭いをどうぞ」
にっこり笑って、綾乃が渡す。小太郎も笑っている。
「わーい!おじちゃんも子供だ」
夕食が終わると、小太郎は凧揚げの話を、何度も何度も繰り返した。余程嬉しかったのだろう。
今までは、人の凧揚げを、傍で見ているだけだった。初めて自分の凧揚げをしたのだ。しかも初めてなのに大成功。綾乃は嬉しそうに何度も何度もうなずいて聞いていた。
小太郎の話し方が急に止まった。見ると眠っている。走り回っていたから無理もないことだが、余程疲れたのであろう。
床を敷いて小太郎を寝せると、二人は向き合ってお茶を飲んだ。
話すことは山ほどあるはずなのに、なぜか話が出来ない。坂江藩に月の十日程、剣術の指南をすることと、但馬屋はそれ以外の日に勤めることをやっと話した。
慎之介はなぜか落ち着かない。胸はどきどきしている。沈黙を避けるつもりの言葉が、
「それでは、これで失礼致します」
慎之介は、何ということを言ったのだと思ったが、言った以上後へは引けない。綾乃は黙って下を向いたままだ。
慎之介は立ち上がって土間へ向かうと、綾乃もついて来た。土間に二人は向き合った。
慎之介は、黙って綾乃を抱きしめた。強く抱きしめた。そして言った。
「好きです。綾乃さん好きです」
綾乃の目から涙がこぼれた。
つづく
次回第28回は8月15日月曜日です。
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