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       すれ違い 10

 ドアが力なく開いて、水野が入って来た。彼女はそのまま水野に飛びついて行った。


「どこに行ってたの…」


 首に両手を絡ませ胸に顔をうずめた。涙が込み上げてきた。私にはこの人しかいない。


「心配で君を探してたんだよ。どこに行っていたんだ」


「今日ね。残業で遅くなったの。ごめんね」


「僕こそ、昨日はごめんね」


「何のこと?」


「帰らなくて…」


「サウナでしょう」


「そうなんだけど…」


「仕事の延長でしょう。気にしなくて良いのよ。それよりお腹空いたでしょう?」


「うん、急にお腹が空いてきちゃった」


「すぐ作るわ。ナポリタンで良い?」


「良いね。ナポリタンは久しぶりだ」


 彼女の作る料理は何でも美味しかった。手際も良い、15分で出来た。水野は粉チーズをたっぷりかけて食べながら、


「うまい!この味はどこの店も負ける」


 食事中、風呂の用意が整っていた。外泊の話は出なかった。水野はすぐに風呂に入った。そして、湯船の中で幸せを噛みしめていた。


「君も入っておいでよ!」


「だめよ、片付けが終わってないの」


 風呂からあがると、ベッドで彼女を待った。湯上りの匂いをさせて彼女が入って来た。


「足が冷たいの温めて」


 水野は思い切り彼女を抱きしめ、口を吸った。片手で乳をまさぐるようにつかんだ。そして吸った。愛しむように、


 突然、水野は起き上がった。


「どうしたの?」


「うん、あれ持って来る」


「いいの。そのままで…」


 これまで、彼女は未着用を絶対許してくれなかった。


 手を添えるともう濡れていた。ずるっと、水野自身に熱い感触を帯びながら中に入ってしまった。


 その吸い込まれるような感触は、いつもと全然違った。しかも、注送すると中はぬめるようにうごめいている。


 一気に下腹部が昂まってきた。もう止められない。力任せに放出してしまった。


 荒い息がおさまると、水野は心配になって、


「大丈夫?出しちゃったよ」


 一瞬、間をおいて恥ずかしそうに、


「水野君の子供が欲しいの」


「えっ、本当!……結婚してくれるの?」


「よろしくお願いします」


 水野は思いっきり彼女を抱きしめた。


「よし!頑張らなくちゃ!」


 水野は手を添えると、また中へ入っていった。


                       終わり

次回は新作になります。12月20日金曜日朝10時掲載します